2013年10月9日水曜日

  お伊勢さんに感謝 『おおきんな。』

おおきんな=ありがとう
 


清々しい秋晴れの横浜の神無月
今年も 街のいたるところから キンモクセイの甘い香りがして。
思わず深呼吸の回数がふえる今日この頃です。
またまた久々のブログ更新、失礼いたします。
この時期 フレンチスタイルを得意とする私としては 
ハロウィンをまっ先に取り上げますが
今日は センチメンタルなお話になっちゃいそうです。
もしよかったら お付き合いください。


横浜に住まう私ですが、近頃、新聞やテレビで ISE(イセ)という 私にとって懐かしく、また優しい言葉の響きを耳にします。
そう今 日本全国の人々が 注目そして気になっている伊勢神宮ご遷宮
伊勢の海で 生まれ育った私にとって伊勢神宮は 特別な存在ではなく いつもそばにいて私たちを温かく見守ってくださっている母のような存在(天照大御神だから父じゃなくて母)

春は 五十鈴川のほとりで 桜の花見。
夏は 五十鈴川で 水遊びをしてから赤福氷。子どもの頃は 神宮の山でキャンプ。
秋は 思いっきり深呼吸して 神宮杉の間から見る青空を仰ぎながら 参道散歩。
冬は なんといっても 大晦日から新年に向けての神宮参拝
雪をかぶった神宮社もまた荘厳。

伊勢市大湊町、 大好きなわたしのふるさと。3年前に他界した父は 代々続く造船所((有)吉川造船所)を営んでおりました。仕事一辺倒で大正生まれの無口??な父(ひょうきんもので 仕事以外は いつもバカなことばっかり言っていました。)
忙しい父とは 旅行した思い出もなく 思い出すのは きゃしゃな身体で 夏には 太陽の下、暑い鉄板の上を玉の汗をかき工員に指導し 秋は 台風対策、 冬は 厚い作業着を来て 工場で作業場の皆とタキギを囲んで遅くまで震える寒さの中を今度は冷たい鉄と向き合っていた姿を思い出します。

周りの人たちは決まって私にいいました。
「さとみちゃんは 社長(お父さん)に似とるなぁ」と。
それを聞いた私より 嬉しそうに照れながらその場を去っていく父。
そんな父でしたが唯一、一緒に楽しく過ごし思い出が あります。
その時の写真が実家のどこかに眠っていますが、40年前のお木曳の写真。
60回目の式年遷宮 あれからもう40年 私もその時の父と同じ年になってしまいました。
時は流れ 今 こんなにも世界から注目をあびるような街になり 嬉しく思います。
また 伊勢の地で生まれ育ったこと 誇りに思います。
口に出しては なかなか言えなくて この場をお借りして 

『お父さん お母さん ありがとう』
また妹夫婦にも,とても感謝しています。
あ・り・が・と・う。

伊勢の神様にお礼参拝される 
感謝を忘れない幸せな方々で溢れるお伊勢さん
もっと感謝でいっぱいの国になあれ!!
satomi


 「お父さん 今日のごはんは
       伊勢うどんがええなぁ。」

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